※当サイトの一部コンテンツにはプロモーションが含まれます

「何にでも使える」を使いこなす

「何にでも(いろいろ)使える」といわれるものが、世には存在しますね。調味料とか、洗剤とか。
一見フレンドリーな「何にでも使える」という言葉ですが、これは「無条件でその商品を自在に扱える」という意味ではないと知ったというお話です。

「便利そう」と思ったものを持て余す理由
塩麹や重曹などにありがちな気がする(私がそうだった)んですが、「何にでも(いろいろ)使える」と聞いて「そうかそうか」と初めて買ってみたけど、帰宅してふと、

「・・・・・・で?」

ってなったりしませんか(笑)。これは、きちんと表現するならば

「・・・で、”何にでも”とは具体的にどういったことを示すのでしょうか」

というところ。

ここで気付きました。「何にでも」という言葉はそこに多くの意味を含むが、まず自分がその意味ってやつを具体的に知らなければ何にもならない。上の例なら、塩麹や重曹の知識や具体的な使い方を、とりあえずいくつか知らなければ、現時点の情報ゼロの自分ではこれらを「何にでも使えるもの」にすることができない、つまり、まず自分がそれを使えるようになるというステップが、手前に1つ存在するということです。
ところが「何にでも”使える”」という、この言葉にイメージを引っ張られて、何も知らなくても自動的に使えるように思ってしまう。「便利そうだと思ったけど、なんかうまく使えない」という食い違いはこういった背景を意識化できない場合に発生するのだと思います。

できるようになってしまえばいい
なので、ここは意識の切り替えどころです。
やることは簡単で、

1・その対象物がどんなものであるか(どんな材料からできているのか、どういう場面で使えるのか、どのようにして効果が発揮されるのかなど)の情報を集めて、
2・実例をマネしてみる、この繰り返し。

状況によってはいきなり実例のマネからやってもよいと思いますが、対象物についての知識がある方が、後々応用を利かせられる幅が広がるので私は「そのものを知る」のもよくやります。

※余談ですが、「そのものを知る」というのは、単純に「物事の知識が増える」ということですので、全く別の場面で予想外に役に立つこともあります。あと、役立つというほどではありませんが、
「重曹はアルカリ性の物質なのね」「重曹って水に溶かすとぬめりが出るんだ」⇒からの⇒「アルカリ泉て書いてある温泉のお湯にとろみがあるのはそういうことか!」
という「点が線で繋がる現象」というエンタメも突如発生します。おもしろすぎる。

そんなわけで。
ちょっと頑張る必要はありますが、その「何にでも使える○○」を使えるようになりたいのは自分ですから、自分が頭を使い、手を動かしてみるほかはありませんね。そして、やっていくうちに他の使い方を思いついたり、自分の生活に合わせて活用できるようになっていくのを楽しむだけです。初めは面倒だけど、覚えてしまえば後の世界が広がりますから。

コメント