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冷蔵庫にあるもので料理する

前回の記事で、私の献立の組み方について述べました。
今回は、この献立の組み方の利点として、「冷蔵庫にあるもので料理する」がやりやすくなったというお話です。

料理上手じゃなくても「あるもので作る」はできます
世の中には「冷蔵庫にあるもので料理を作れる人=料理上級者」というイメージがありまして、これはつまり「食材を見てその場で組み合わせを考え、だいたいの人がおいしいと思う料理の形にまでもっていける人は料理のスキルが大変高い」と言っているのだと私は解釈しています。でもこれ、特別にスキルが高いわけじゃない人(私)にもある程度できると思うんですよ。なぜなら私が日ごろやってるからです。

こんなふうにやってます
私が料理をするときの思考の流れはこのようになっています。

【1】まず、目の前にある食材を、前回記事の4つのグループに分けて組み合わせを決めます。
グループ分けはやらなくても作れはしますが、やった方が栄養バランスをイメージしやすいです。
例)
冷蔵庫(台所)にあるもの

「(特売だったから買っといた)鶏もも」←タンパク質(前回記事の【A】グループ)
「(たまたま野菜室にあった)キャベツ」←淡色野菜(前回記事の【C】グループ)
「(台所に常備している)乾燥わかめ」←海藻(前回記事の【D】グループ)
⇒今回は、この中から鶏とキャベツを使って何か作ろう。

※ここでは違うグループの食材を挙げましたが、「ほうれん草とにんじん」のように同じグループの食材を合わせてもOKです。どんなものを組み合わせてもけっこういけます。とりあえずやってみる精神が大事。

【2】次いで、「調理法」を決めます。
食感や香りをイメージしてみます。焼いたらどんな仕上がりになる? 煮たら? 蒸したら? 
例)
「この鶏とキャベツをフライパンで炒めよう」

【3】炒めた鶏とキャベツをどんな味にしたいか考えます。
そのままですね。塩か醤油か味噌のどれにしようかな、ぐらいで考えるとシンプルです。
例)
「炒めた鶏とキャベツには塩こしょうがいいかも」

【4】調理をします。
「鶏とキャベツのソテー」が完成しました。これでも「冷蔵庫にあるもので作ったおかず」なわけですけど、手順を分解してみればこんなもんです。すごく料理の経験が豊富で腕もよくて・・・という人じゃなくてもできることが分かります。
調味料を塩こしょうから醤油に変えてもいいし、味噌炒めにするのもよいです。
調理法を「炒める」から「蒸す」にして、塩とバターで蒸すのもアリ。
・・・なんか、スゴイ人っぽく見えてきませんか(笑)。

もちろん、「肉は中まで火を通す」という安全に係る基礎知識や、「食材を焦がさずに炒める」「適切な濃さの味つけをする」などの加減、「焼く」「煮る」など調理法による仕上がりのイメージを持てることは必要です。そこはやれば身についていくしやらなければ身につかないので、実践と振り返りを重ねるだけです。

「だけ」って、簡単に言えるほど時間や体力の余裕はないわけですけども。

まあでもここは基本ですし、やる以外にないのでどうにかやりました。その中で私がいつも考えていたのは、
「料理は自転車と同じ」
ということです。
自転車に乗れるようになるには練習がいりますが、乗れるようになってしまえば、徒歩より楽に広く移動ができます。できるようになってしまえばいい。料理もそんなもんだ。失敗は財産だ。そうやって、「今日は無理。コンビニ弁当は神アイテム」という日も挟みながらやってきた次第です(笑)。地味な一歩こそ素晴らしいってことですね。

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