我が家のお気に入り、KINTOのダブルウォールグラス。
すでに3年ほど使い続けています。
見た目もオシャレで素敵なんだけど、これが夏に大変便利です。
結露しにくいので、テーブルやコースターを何度も拭くという作業から解放されました^^
あと、冷たいお茶がぬるくなりにくいです。
(冬は冬で、温かいお茶が冷めにくく、また、グラスが熱くならず持ちやすいのが良きです)
この結露ってやつがホント厄介で、私は常々不満に思っていたのですよ。。。
そもそも結露とは
暑い季節、冷たいお茶の入ったグラスが結露してテーブルが濡れる。
というのがうっとうしい。
これをどうにかできないかと思い立って、色々調べてみたのが3年前の夏でした。
そういえば結露って何なのかよく知らんな・・・ということで、まずはそこの確認からです。
そして私は結露の発生メカニズムを以下のように(たいへん大雑把に)理解しました。
ポイントは空気の温度にあるようです。
【結露Memo】
1:空気の中には水分(水蒸気)が存在している。
2:空気は温かいほどたくさんの水蒸気を含むことができ、冷たい空気は少ない水蒸気しか含むことができない。
空気の温度が高い夏は空気中の水蒸気が多い。
3:グラスに冷たいお茶を注ぐとグラスの周りの空気が冷やされる。
冷やされると空気中に保持できる水蒸気の量が減少するため、保てなくなった分の水蒸気が水滴(液体)になってグラスに付着する。これが結露。
なるほど~。
で、ダブルウォールのグラスでこれが解決できるのは、グラスの側面が二重になっていてその隙間に空気が存在しているため、この空気が断熱材のような役割をしてくれて、グラスの中の冷たさが外側に伝わりにくいから、という理由があるからでした。
(これは例えば、住宅の窓をペアガラスにしたり内窓を付けたりすると室内が暑くなったり寒くなったりしにくいというのと同じですね。)
KINTOのグラスを買ってみた
そんな結露への対策として我が家が選んだのは、冒頭で触れたKINTOのCASTダブルウォールロックグラス(250ml)です。
この選択は大正解でした^^
もはやグラスの結露のこと自体すっかり忘れて暮らしています。
飲食店とかで思い出すくらいかな(笑)。
↑の写真は、ほぼ常温の紅茶に大きめの氷を2個入れて1時間ほどおいた状態です(試しにやってみた)。
部屋の温度は28℃でした。
グラスの表面をうっすらと水滴が覆っていますが、テーブルは濡れていませんでした。
普通のグラスなら、底のあたりは水たまりになってたんじゃないかと。
我が家は冷蔵庫で冷やしたお茶は飲みますが氷は入れないので、この写真ほどの水滴すら付かず、とても快適です^^
なお、結露の点以外のスペックとしては
・電子レンジ、食洗機OK
・耐熱ガラスなので熱いお茶もOK
です。
割れやすいかと思ったけど・・・
購入前、このグラスのレビューを見ていたら「割れやすい」というのがちらほらありました。
まあ構造上しゃーないですよね。
試しに使ってみてあまりにも割れやすかったら再検討しようと思っていたのですが、3年経った今も普通に我が家で活躍しています。
毎日のように使っており、すごく気を遣いながら扱っているというほどでもないんですが、特に問題らしきものはありません。
あ、たまに氷を入れるとき(ほとんどないけど・・・)は、そっと入れてます。
あとお子さんにはちょっと取り扱い難しいかもしれません。
別メーカーとの比較検討は
KINTOの他、ボダムというメーカーのダブルウォールグラスも検討しましたが、ボダムはグラスの底にシリコンベントという蓋のような形のものが付いていて、そこにカビが付くことがあるというレビューを見たため見送りました。
(そのシリコンベントは、グラス内の空気が飲料で温められたり冷やされたりした際の空気圧調整のために必要みたいです)
なおKINTOの底面は、わずかなくぼみ(赤丸つけたトコロ)があるだけという感じです。
意外なオマケ
このグラスを買うときにはあまり考えていなかったのが「オシャレ」でした。
当時の私はとにかく家事を楽にしたかった。
「見た目とかどっちでもいいから! 機能! 機能!!」
結露撲滅のことしか考えられなくなってましたな・・・。
でもこのグラスを使い始めて、私は昔から緑茶の色が好きだったということを思い出しました。
湯呑みとは違う、ガラス容器の透明な涼しさとお茶の薄緑。
熱い緑茶ならそこに湯気の白い粒子が揺らいで、つい視線を留めたくなる美しさが現れます。
そういうものも生きるのには必要よね。
私にとって、ありがたいオマケでした。
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