家事の中でいちばん大変なのって何?
って訊かれたら。
料理(即答)。
人により様々あると思いますが、私にとっては料理です。
なので、今回のタイトルのようなことをよく思います。
料理なんてしないで生きていけたら、だーいぶ楽なんだけどなー。って。
でも、やる。(そこそこには、っていう程度だけどね)
やるんです。
今日はそんなお話です。
料理って重労働じゃない?(みんな言わないだけ?)
料理の何が大変なのかと改めて考えてみると、料理というのが「頭も手も五感も使う&立ちっぱなしで身体も疲れる」という点にあると思いました。
まず、頭(思考)が忙しいです。
「あー微妙な量のシメジが冷蔵庫にあるからおつゆに入れようかな、それとも別の料理に使おうかな」
「ジャガイモは小さめのを2個使おうか、それとも大きいやつ1個だけにしようか」
「味の仕上げに黒コショウをかけるべきか、かけざるべきか」などなど。
それぞれの思考は一瞬で終わることが多いけど、何しろその数が多い。
そして都度「決める」ということを繰り返しているので、けっこう疲れるのですね(塵も積もれば的な)。
あと、食材や調理道具の「量」や「大きさ」についての判断って難しくありませんか。
食材って、同じものでも形や大きさがちょっとずつ違うから、
「キャベツの葉っぱ、この2枚を千切りにしたらどのくらいの量になるのか??」
「煮ようと思って切ったこのカボチャはあのお鍋に全部入るんだろうか」
みたいな疑問が多発するのですね。
こういう判断が私は非常に下手で、「キャベツ2枚だと少なかった」とか、よくやっちゃいます(汗)。
(で、他の食材との量的バランスがあまりにも悪いときはキャベツを追加するなどの二度手間が発生)
そして、切ったり炒めたり(手を使いますね)という作業をしながら、五感を使って味や火加減の調整をします。
フライパンの中のタマネギが透き通ってきたなー(視覚)
調味料の沸騰する音が大きすぎる。火が強いかな(聴覚)
焦げてるようなにおいがするヤバイ(嗅覚)
茄子に火が通って柔らかくなってきた(触覚)
もうちょっと塩を足そうかな(味覚)
そんなことをしながら、各作業の時間調整もあり、使った道具の片付けもあれば、生の肉や魚を扱ったときには衛生面への注意も必要です。
私はマルチタスクが苦手で、並行して複数の作業をするのがそもそも大変です。
そこへ、洗い物が好きじゃないことから「洗い物を少なくするためにどう動くのが最適か」という余計な思考を、(やめとけばいいのに)つい加えてしまうのでやたらに脳内が混線します(笑)。
それと、包丁とか火(IHコンロなら熱)といった危険物を扱うので、知らんうちに多少の緊張もしますわね。
それでも自分で作る(外食もたまにする)
でね。
そんなに大変と思っているものを、なんでわざわざやるのかという件。
これは「自分で作ることに魅力を感じるから」です。
例えば、お惣菜ならスーパーやコンビニで売ってるし、外食できるお店もある。
そして私は、そういうものに頼るのもいいと思っています。(そういうものを讃える記事はコチラ)
気になることといえば食品添加物とか、我が家の好みよりも味が濃い場合が多いという点なんですが、それらを避けるためだけに自炊をするのかというとこれがそうでもない。
それが分かるのが、以下の問いかけです。
「化学的な添加物を一切使っていなくて、味も我が家の好みで、値段も手頃、という料理を出してくれるお惣菜屋さんや飲食店が身の周りにたくさんあったら、私は料理をしなくなるんだろうか」
たぶん、しなくなることはないと思うんです。
料理をしない日が増えるとは思うけど(笑)。
でも、なんだかんだ言いながら、調味料を作ったり、それを使ったおかずを調えたりってことは続けるんだろうなと。
それはなぜか。
結局のところ、「自分の生命維持に必要なものを、自分の手で産み出せる」ということが、私は嬉しいんですね。
こちらの記事終盤にも少し記述がありますが、自分で作れるというのは自信に繋がります。
食材に手を加えて、自分たちが喜ぶ形の料理にできて、しかもそれらは身体の一部になるわけです。
買ってきたときは「生のジャガイモ」だったのが、電子レンジやお鍋や蒸し器で加熱してバターを乗せたら「じゃがバター」になる。
ほら、「食材」を、「料理」にしたんです。
そのジャガイモとバターを栄養にして、身体は動きます。
これってすごいことよね。
こんなことをイロイロ繰り返してたら、そりゃ「なんかしらんけど、私ならどうにかできるんじゃない?」ってなるよね(笑)。
そんなわけで、今日も台所に立つわけです。
とりあえず大根をね、こないだ買ってきたので、なんか漬物的なやつを作ろうかと思って今、干しておりますけども。
大根、旬ではないんだけど、さっぱりしておいしいよねってことで。
切った大根を網に乗せて、それをスツールの上に置いて扇風機の風に当てております。
夏の台所は危険なレベルで暑いから、スーパーのお惣菜や飲食店に力を借りつつ、料理はゆるめにやりましょう~。
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