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野菜の保存方法いろいろ

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野菜の保存方法を知っておくのはよいことだと思います。
野菜室に入れる前に、余裕がある時はひと手間かけると少し長く持つかと。
我が家では本を一冊買って参考にしつつ、インターネットで調べた方法も採用したりしております。
今回はそれをご紹介します。

※以下に出てくる「袋」については次回の記事にて。

野菜室に入れるもの

◆キャベツ、白菜など結球野菜
芯の切り口に包丁で切り込みを入れ、紙で包んで袋に入れます。

「芯の切り口に爪楊枝を刺しておく」というのはよく聞く保存法ですが、これが有効な理由は、芯にある「生長点」に傷を入れることにあります。

生長点とは植物の細胞分裂の要のような所で、この部分から植物が育っていく重要ポイントです。
野菜は収穫後も生長を続けるのですが、土がないので新たな栄養を取り入れられずに疲労し、結果、鮮度が落ちていくというメカニズムがあります。
ここで生長点に傷を付けることで生長を止め、鮮度の低下を緩やかにするということなんですね。

でも爪楊枝を刺すと保管しにくくなるんですよね。カタチ的に。
丸いキャベツ+細い棒(爪楊枝)3本ぐらいって、なんか中途半端な形になって、野菜室にしまいにくい。
あと爪楊枝が袋に刺さって破けるとか。

しかも芯ってけっこう硬くて、爪楊枝が刺さりにくいし刺したら今度は抜けにくくなるので、私は料理中に使う包丁で芯に適当に切り込みを入れています。
芯に刺すためのプラスチック製の専用グッズもあるみたいですが、物を増やすこともないなと思い、使っておりませぬ。

◆にんじん、大根
ヘタの部分から上を切り落として紙に包み、袋に入れます。
葉のついた大根なら、葉は根と同様に紙に包んで袋へ。

根菜類の生長点はヘタのところにあるので切り落とします。
ヘタは薄めに切って、ヘタの周りの部分(肩というか)は適当に料理に使います。
おみおつけに放り込むとか(笑)。

根は長く持ちますが、葉は早めに使います。

◆小松菜など葉菜類
紙に包んで袋に入れます。
立てて保管する方がいいと聞きそうしていますが、我が家の冷蔵庫の野菜室だと少し葉の先を曲げないと入らない場合が多いので微妙な高さだなぁといつも思います。

◆茄子、ピーマンなど果菜類
茄子はヘタを取り除き(にんじんのようにヘタ全部を切り落とさず鉛筆の先のように斜めに切ります)、ピーマンなどはそのまま紙に包んで袋に入れます。

チルド室に入れるもの
野菜室じゃなくてチルドに入れるものもあります。

◆ブロッコリー
茎と蕾を切り離してそれぞれを紙に包み、袋に入れます。

元気なとき(←自分がね。ブロじゃなくて)は、軽く茹でて琺瑯容器とかに入れておくこともあるけど、そこまでしないことの方が多いかな・・・。
なんか茹でてしまうと却って傷みやすい気がするんだけど、どうなんだろう。
私はブロッコリーを茹でるときはだいぶ硬めにするんですが、それでも蕾のところって水分が残りやすいですからね。

◆にんにく、生姜
にんにくは一片ずつバラバラにして小瓶に入れ、蓋をせずにチルド室へ。皮はついたまま。
生姜は紙に包んで袋に入れて(もしくはラップに包んで)チルド室に置きます。
芽が出ない状態で、けっこう持ちますよ。

みじん切りなどして冷凍という方法にしたこともありますが、冷凍室からの出し入れがなんか億劫(たぶん、一部だけ使って残りをまた冷凍室に入れるから「残ったやつを急いで冷凍室にしまわないと溶ける」っていうのに若干焦るのがイヤなんだと思う)なのと、冷凍したものはどうしても水っぽくなるので、全体的に考えると都度みじん切りにする方が楽であるという結論に至りました。

また、みじん切りにしたのをオリーブオイルに漬けておき、スプーンでオイルと一緒にフライパンへ投入するというパターンもやってみたのですが、毎回これのためにスプーンを出して、使ったら洗って、とするより、料理中に使う包丁でついでに刻む方が私には合っておりました。

オイル漬けにした場合、漬けた野菜がオイルの表面より上に出た状態で時間が経つとカビが出やすいため、そこに注意が必要なことと、使い切ったら瓶を洗って新しいオイル漬けを作るという作業をするより使うときに使う分を扱うのが楽だったのでそのようにしています。

冷凍にしてもオイル漬けにしても、やり方そのものは有効だと思うので、おそらくそっちの方がいいというご家庭もあるだろうなという気がしています。

◆もやし
袋のままチルドに入れます。

もやしは足が速いのであまり保管することを考えず、翌日までに使うことを決意して買います。
すぐに使うことを明確に意識して買うと、けっこうちゃんと使えます(翌々日ぐらいになることもあるけど笑)。
あと、使うときはできるだけ1袋全部を一度で使うようにしてます。残すと忘れるから。

冷凍するもの

◆きのこ類
我が家はほとんどシメジかエノキですが、石突きを落としてバラバラにしたら(エノキは使いやすい長さに切って)タッパーに入れて冷凍します。
おつゆものや煮物に使うことが多いので、凍ったままお鍋に投入しています。

すぐ(翌々日ぐらいまでかな)に使うならそのまま野菜室に入れることもありますが、きのこは本当に繊細で傷みやすいので、たいてい冷凍します。

なお冷凍する時は、以前は「バラバラにしたきのこをステンレスやアルミのトレイに載せて冷凍庫に入れ、1時間ほどしたらタッパーに移して冷凍(こうするときのこがくっつかない)」という手順でやっていたのですが、以下のデメリットにより今は最初からタッパーに入れて冷凍しています。

・トレイに載せた状態のまま忘れて翌日とかに気付く
・トレイからタッパーに移す手間が面倒
・トレイからタッパーに移すときに微妙に溶ける
・きのこのにおいがなんとなく冷蔵庫内に付く

まあ、どれも大きな問題ではないんですが、タッパーに直で入れて冷凍してもそんなにきのこ同士がくっつくこともないと分かったためトレイの部分は省略しました。
あ、タッパーは余裕のある大きさのものを使って、きのこは詰めすぎないようにしています。

その他

◆大葉、バジルなど
タッパーにキッチンペーパーを敷いたところに葉っぱを入れ、さらに上からキッチンペーパーを被せて蓋をして冷蔵室に入れています。

大葉は「コップに少しだけ水を入れて茎を水に差し、ラップをして冷蔵室に保管する」という方法と上記とどっちがいいかなぁといまだ迷っています。
水を替えるのがちょっと面倒なのね(笑)。

いずれにしても、すぐに使うことと、蒸れにくいよう葉っぱ同士がなるべくくっつかない状態で保存することを気を付けています。
(葉が黒ずむ原因の1つは蒸れであるらしいです)

◆じゃがいも
紙を敷いたカゴに入れ、上からも紙を被せて棚に置いています。

光が当たると発芽したり皮の下が緑化したりしますので、光を避けるようにします。
なお皮の下が緑色になっている場合、そこは芽と同じソラニンという有毒成分を含みますので皮を厚めに剥いて使います。

ひとまずはこんなところです。
食材は新鮮なうちに使うことが第一ですが、そうもいかないことも多いですからね。
保存をしっかりすると鮮度も保ちやすいし、早く使わなきゃと焦ることも少なくなるのでちょっとした安心に繋がります。
(今回の記事に書いていない野菜もありますが、だいたい紙に包んで袋に入れて野菜室、が多いです)

とはいえ、このような保存にはちょっとした手間がかかることも事実なので、買い物(これだけで割と疲れる)から帰ってもう一仕事、というのが億劫なときもあります。
そういうときに無理をしてもしょうがないからね、野菜室に直行パターンもアリですアリ。
そんで、後でごはん作るときに「ついでににんじんのヘタでも切っとくか」ってやるとか。

結局こういったことも、「日々の負担を軽くする」という目的で行うものと考えるのがいいんでしょうね。
作業をする自分の心身のコンディションは日によって違いますので、「やること」「やらないこと」両方のバランスを図ってやっていくのがいいかもしれません。

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