出汁を取ると毎回けっこうな量の出し殻が出ますが、それをどうするか、ってところで困ったりしませんか。
私は地味に悩みました。
我が家の食卓には、だいたい毎晩おみおつけが出ます。特にこだわっているわけでもないんですが、台所に立つのが私でも夫でも、何かしらの材料でおみおつけを作っています。どんな季節でも、あったかいおつゆものがあるというのはメンタルに大変よろしいです。
で、そうすると出し殻が出ると。
我が家でよく使う出汁用の素材は昆布・かつお節・椎茸で、これら出し殻の活用法は検索すると見つかるんですが、私は早々に行き詰まりました(汗)。
出し殻で作れる物のバリエーション問題
出し殻を使ったレシピで多い(と思う)のは以下のようなもの。
・佃煮
・ふりかけ
・炊き込みごはん
・炒飯
・ほか、刻んで何かの料理に混ぜ込む(ハンバーグとか)
そう、バリエーションそんなに多くない。
そしてどれも、私も夫も嫌いなものではないけど、しょっちゅう出ると飽きてしまうやつなのですね。佃煮やふりかけは一度にたくさん食べないし、炊き込みごはんとか炒飯はたまにでいい(白ごはん派)。
我が家で発生する出し殻の量と、私たちの好みや食べる量との兼ね合いからすると、上記のような使い方だと出し殻に追われる毎日になりそうです。
あと、単純に「出し殻で別途料理を作る」というのが、時間と体力の点で大変だったというのもありました。かつお節はふりかけにしたらおいしいんだけど水気を飛ばす手間が(汗)とかね・・・。
出し殻は具材である(仮)
迷っていたある日、閃きました。
「これ、出汁用の素材をおみおつけの具材にできるんでは?」
昆布の煮物とか、あるしね。
ということで(椎茸は普通に具材にしてるのでおいといて)、おみおつけを作る際に、昆布をキッチン用のハサミで細く切り、かつお節は手で細かく擂り潰すように砕いて使ってみました。
昆布は煮物のように味が染みるわけではないので、大きいままだと微妙かなと思って細切りにし、かつお節は出汁用のものなので、そのままお鍋に入れると長くてイマイチということで粉状にしています。
昆布・かつお節を含む食材の量や、上記以外の手順は普段通りです。結果、「まあ悪くはないかも」というデキでしたので、我が家では「採用」の判定となりました(祝)。
おみおつけの具材としての出し殻は、正直すごくおいしいというものではないです(笑)。本当に「まあ悪くはないかも」ぐらいの感じ。でも、そもそも出汁を取るための食材なので、具材としてまで100%の存在でなくてもよいかなと。
なので誰にでも合う方法ではないと思いますが、出し殻との付き合い方の一案として我が家では「アリ」になっています。
模索は続く
とはいえ、毎度毎度、出し殻をおみおつけの具材にするとそれはそれで飽きるため、昆布や椎茸は他の野菜と一緒に煮物にしたりもします。
出し殻レパートリーはもうちょっと増やしたい(出し殻がうまく使えるなら、煮干しの力強い風味も好きなんですよね)ので、新たな閃きに期待しているところです(笑)。
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